助成金の申請というのは、事業所の経営者や担当者が通常あまり経験することのないことであり、様々な手続きが求められ、多くの時間が費やされます。
助成金の申請は面倒であり、細かい要件がたくさんあります。添付の労働関係書類などは日頃からきちんと整備しておかなければなりません。
”国からお金をもらう”助成金の申請は、申請書類のちょっとした不備でも受け付けてくれません。助成金の取扱い機関に不備を指摘されて書類を整備して申請するために、何度も通わなくてはならないケースもあります。
助成金の取扱い機関によっては、「何でこんな書類が必要なの?」「何でこんなところに代表者印が必要なの?」「何でそんなことにこだわるの?」というところもあります。
度重なる法改正により、助成金の新設、廃止、助成金の受給要件や支給額の変更など、最新の情報が必要です。自分で調べようと思っても、助成金申請に関するマニュアル本などもほとんどありませんし、書店に置いてあたとしても、古いものであったりします。
助成金の申請は、社会保険や労働保険の手続きなどとは違い、「1回提出して終わり」というわけではないものが多く、最終的に助成金が振り込まれるまでには長い時間と労力が必要になります。
法改正が多く、申請途中での要件変更などがある場合もあり、情報の収集は不可欠です。助成金の取扱い機関の担当者と顔を合わせて仲良くなるなどの”人脈”も必要です。
また、その担当者に対して書類を提出するだけではなく、助成金申請書類の内容、理由、書類の整合性をきちんと説明できる交渉力が必要です。
助成金の取扱い機関がハローワーク以外の場合、県庁所在地以外の事業所の場合には多くの時間を費やし、交通費もかさむでしょう。
助成金の取扱い機関によっては、「相談をするだけ」「申請用紙をもらいにいくだけ」であっても、名前や住所を書かされるケースもあります。
助成金の取扱い機関が法改正に対応しきれておらず、「御社のケースは初めてなので…」と保留扱いになり、時間がかかったり、再度取扱い機関を訪問しなければならないこともあります。
とにかく助成金の申請は時間と労力を費やします。
平成11年〜12年頃でしょうか、「助成金は魔法の杖」などと言われた時期もありましたが、度重なる法改正により、助成金の支給額の減少やわかりにくさ、申請が面倒な割りに時間と労力を要する”助成金の申請”には、一部の社会保険労務士の先生の中にも「割りに合わない」ということで敬遠される先生もいるくらいです。
各助成金には申請期限が設けられており、1日でも期限を過ぎたら助成金は支給されませんし、タイミングが重要となってきます。助成金の支給要件や申請期限など、事業所と法律要件の認識の違いがあってはいけません。助成金の申請の経験がない方がすべての申請を完了するまでには相当な時間と労力がかかります。
助成金の申請の経験をされたことのある経営者や事業所の担当者の方の中にも「助成金の申請は面倒だ!」と思っている方も多くいますし、中には自力で申請をしようとしたけれども、ちょっとしたことで申請が受理されなくなった事業所もあるようです。
厚生労働省管轄の助成金の申請は、社会保険労務士に業務を依頼するほうが、より確実であるといえます。



助成金対策班・千葉では、こうした事業所の助成金申請の代行をいたします。